休日には山の自然を追い求めて旅に出ることが多いワタシですが、今回は台風18号が日本列島を縦断しそうな勢いなので、予定変更。場所は福島県の天栄村。
まずは、お客様より『仕事柄、絶対見たほうがいいよ!』と、ご推奨の“ブリティッシュ・ヒルズ”なる場所を訪れました。
また今回は秘湯巡りも計画しており、天栄村の山奥にある『橅(ブナ)山荘』も予約。和洋ともに楽しみです。
■ブリティッシュ■
久しぶりに、大びっくりです!!人家もない山道を走って看板に従って鉄門を入ると、そこには古き英国の世界。標高1000mに位置する広大な敷地に点在するいにしえの趣ある建造物。そしてイングリッシュガーデン。
秋晴れだったら、遥かに美しい山並も望めたはず・・・。
しかし台風のせいで残念ながら今にも雨が降りそう。
それでもシェークスピアに迎えられて入ったマナーハウス(日本の庄屋のような意味とのこと)には度肝を抜かれました。
![]()
年代物のゆったりしたソファー、受付のどっしりとしたデスク、天井に目をやればそこはウェッジウッド゙の白とブルーの陶器張り。
案内係りのサワヤカ系男性に導かれて上がった2Fではマホガニーにユニコーンなどを彫りこんだ大壁面に、4年掛かりで織り上げたという円形ペルシャ絨毯。
部屋の内部は我が家1軒分より当然広く、まさに驚きのインテリアと家具・調度。日ごろ美しき女性には目もくれず、山の風景写真しか撮らないワタシでさえもシャッターひとしきりです。
ライブラリー、スヌーカークラブバー、大食堂・・・もう圧倒されて驚きの連続です。
その後スコーンにアフタヌーンティーをいただきながら、ゆったりと本など読みます。何となく英国に留学した気分です。
ただ英国人らしきウエートレスさんは日本語が出来ないようで、こちらがドキドキ、まるで留学気分です。
敷地に足を踏み入れたとたんに、中世の英国にタイムスリップしたようなこの施設は、神田外語学院の創業者が平成6年に、英語研修のために50億とも70億とも言われる資財をもって建てられたものです。今では一般にも開放され、訪れる価値十分です。
http://www.british-hills.co.jp/establish/
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
■ジャパニーズ■
雨が降り出したころ、二岐温泉“橅山荘”に入ります。
“全国秘湯を守る会”認定。木の香漂うダイニングと和風モダンな書斎を備えた山荘です。書斎にはカリモクのコロニアルの肘掛け椅子が置いてあり、改めて腰を下ろすと、その背中を包み込むフィット感が久しぶりに心地よく、安らぎます。
くつろいだ後、本家、大丸あすなろ荘の渓流露天風呂・自噴露天風呂を目指して移動。もちろんこのあたりは全て源泉掛け流しで、マニアでなくとも必見の地です。迎えてくれるロビーには欅のどっしりとしたテーブルに、これまた往年のカリモク和風椅子が回りを囲んで落ち着いた雰囲気です。
雨の中の渓流露天風呂もなかなかの風情です。どうせ濡れるんだから関係ありません。もちろん紅葉の映える青空もまた絶品な風情でしょう。
橅山荘は、過不足ないサービスと静かなたたずまい。和風モダンの部屋も寛げます。幸いこの日は、台風のおかげか他に1組の宿泊客のみ。山の幸豊かな食事もおいしく、会津なまりの細やかな気づかいもしっとり心に沁みます。
屋根付き貸しきり露天風呂に朝までに4回入りました。
帰途昼食に立ち寄った新潟県津川の麒麟山温泉。蕎麦もサービスの茶碗蒸しも良心価格でおいしい。そして“入浴サービスです!”と言われ、またしても露天風呂に突入。
なんだか昨夜の夕方から、裸で過ごした時間の方が多い一日でした。
ブリティッシュももちろん良い・・・しかしジャパニーズも最高です。
中世の英国と、自然あふれる日本のふるさとに触れた贅沢な2日間でした。
こんな旅もいいものです。
山を愛する ASより



