新潟といえば・・・ – カリモク特約店エーアイディー

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公開日:2021/06/25 最終更新日:2023/11/26

新潟といえば・・・

こんにちは。

新潟オフィスの千田(ちだ)です。

みなさんは「新潟」といえば何を連想されますか?

・・・そうお米ですね。新潟県は作付面積、生産量、産出額いずれも全国No1の米王国です。

魚沼産コシヒカリの名前は聞いたことがあるのでは?

どこまで行っても田んぼ

ちなみに米菓メーカーランキングではトップ10のうち6社が新潟県の企業で1位から3位まで独占しています。

1位はおなじみ亀田製菓です。“おつまみ最強”柿の種や“みんな大好き”ハッピーターンが有名ですね。本社はカリモク新潟ショールームのそばにあるんですよ。

では2番目に連想されるのは?

・・・そう日本酒ですね。新潟県は日本酒消費量全国NO.1の酒どころです。また蔵元数でも全国No.1!日本酒が生活に密着していることがわかりますね。

越乃寒梅・久保田・八海山の名前は聞いたことがあるのでは?

さて自慢話はこれ位にして、今回私がご紹介したいのは豪農の館です。

「豪農」

なんて素敵な響きでしょうか。今風に言うと「超々すんげぇ農家の家」ってことです。私は豪農の館めぐりが趣味なんです。館の片隅で当時の人々の生活を妄想するのが大好きなんです。

戦後、GHQによる農地解放政策が施行される以前、全国には9家の千町歩地主がありました(北海道は除く。なぜなら土地がでかすぎるから)。

千町歩とは約1000ヘクタール。ピンときませんよね?そういう場合はアレをつかいます。そう「東京ドーム」です。

東京ドーム213個分(ぜんぜんピンとこない)の土地を持つ巨大地主それが千町歩地主です。

なんと9家のうち5家が新潟にありました。当時は土地=田んぼでしたから新潟に多いのもうなづけますね。

お待たせいたしました。今回は

市島邸

をご紹介します。

市島家は新潟一番の大地主様であり、全国多額納税者第1位となるほどの富豪でもあります。最盛期には田畑1830町歩、山林3000町歩を所有していました。1830町歩は新宿区とほぼ同じ面積です。

現在の邸宅は明治初期に造営され、広さは敷地8000坪建坪600坪に及びます。

どこまでもつづく塀・へい・ヘイ!熊以外侵入できません

敷地の周りはず~っと塀で囲まれています。

この表門は通り抜けできません

塀の中に入ると表門。総檜材破風造りの優雅な門です。

簡素にして優雅

そして玄関。「質素倹約」の家風通り入母屋造りの端正な佇まいは気品が漂います。

廊下は続くよどこまでも

本座敷「湖月閣」と母屋をつなぐ渡り廊下。残念ながら湖月閣は平成7年の新潟県北部地震により全壊してしまいました。

茶室からの眺めはすばらしい!

水月庵と呼ばれる茶室は池の上に架けられています。

2022年公開予定の映画「峠 最後のサムライ」の撮影場所に使われたそうです。

写真には写っていませんが右側に巨大な仏壇があります

家族の住まいとなっていた部屋で93畳の広さ。何人家族なの?

庭っていうか森ですね
とにかく巨大な池

敷地8000坪の多くを占め邸宅を囲むように設計された池泉回遊式庭園。と言うかもはや森。高低差もありほぼトレッキング状態で汗だくになること必至。

あまりにも広大すぎて、ほぼ田んぼの真ん中という立地にもかかわらず熊の親子が出没したこともあります。(恐!)

最後にエーアイディーあるある。

テレビを見ていても、どこかに出掛けていてもカリモクの家具があるとセンサーのスイッチがONになります。

なにやら見覚えのあるイスが・・・

市島邸唯一の洋室にあったのは・・・・・。

なつかしのカタカナロゴ

やっぱりカリモクのデスクチェアでした。

いかがでしたでしょうか?ほかにも見どころはたくさんあるのですが、かいつまんでご紹介しました。興味のある方は「市島邸 新潟」で検索してみてくださいね。

新潟には豪農の館がまだまだたくさん存在します。

また次回ご紹介いたします。では!